アカモクという木

 

知っていましたか?
木の枝は重なることなく伸びて行くということを


先日、ある先生と話をした際に、この話を聞きとても興味が湧きました。

木の枝の成長について。


下から木を見上げた時に、枝同士が重ならないように伸びているというのです。
それは太陽の光が下の枝にもきちんと当たるように上の枝が避けて生えているということだそうです。

些細な部分とはいえ、自然のすごさを感じます!

これを人間社会に置き換えるとどんなことなんでしょう?

・譲り合い
・若者が年配者を気遣う
・全体のバランス

下の枝は早く生えるので、上の枝よりも年配者ということになります。
若者は年配者のおかげで生えることができた。
しかし、その年配者の光を奪うような真上に位置をせずちゃんとずらして日が当たるように伸びている。
自分だけでなく木全体としてもバランスがいい。
もしかしたら、さらに木が成長すると自分が下の枝の立場になることを知っているのでしょうか・・・?


今の世の中、若くして社会的な成功をする方も多くいらっしゃいます。
才能やアイデア、努力によってもたらされたものなので素晴らしいと思いますが、その一方で、経済的な成功は必ずしも人間的な成熟とイコールではないような気もします。


年功序列という日本らしいシステムがありますよね。

漁業はまさに年功序列のメッカです笑
定年がなく70代・80代でも現役バリバリの方が多くいらっしゃいます。
組合組織での意見も長老が強いことが多くあります。

自分達が支えてきたという自負、
確かにそれに関しては尊敬と感謝の念を抱いております。

・・・が衰退産業と言われており、中々若い枝が伸びることはありません。
アカモクを通して私たちはそんな若い枝を見つけることができたのではないかと思っています。
私たちの地域におけるアカモクは、ちゃんと下の枝の邪魔にならないように伸びていけたらなと思っています。

自然と向き合うことで多くのことを教えてもらえます。

 


最後にすごーく気になることが・・・

上の枝はどうやって下の枝のことをわかるんだろう・・・

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